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開催期間
2002年6月9日(日) ~ 8月31日(土)
甲州印傳には数百種類もの伝統模様が伝えられていますが、菊唐草をはじめとする草も永く愛用されてきた模様です。
唐草は、植物の茎や夢を主とし、それに花や葉や果実をからめて構成した独特の曲線 模様です。その源流をたどると古代エジプトやギリシャまでさかのぼり、七世紀ごろ中国 大陸を経由して日本に伝来したといわれます。忍冬唐草・宝相華唐草・葡萄唐草・蓮唐 草などが古く、これらの模様の多くは仏教芸術にともなって伝えられ、建造物や工芸品 を飾って広く用いられています。
平安時代以降は菊・桜・梅・桐などの花をモチーフとした和様の唐草が創案されました。近世になると、着物の型紙染の模様として普及し、布団地・風呂敷など身近な日用 品にも多用され、広く親しまれるようになりました。
唐草には、シルクロードをたどってきた遠くはるかな歴史が秘められており、軽妙で リズミカルな曲線は、現代感覚にも共鳴する新鮮さがあります。漆付や更紗の技法に よって表された印傳の唐草は、伝統模様から創作模様まで多くの人々に愛好されている生命力の永い模様といえるでしょう。
*この展示は終了しております。