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企画展 第10回 印傳の型紙ー小紋の世界ー

開催期間

2002年3月10日(日) ~ 6月2日(日)

企画展 第10回 印傳の型紙ー小紋の世界ー

型紙は、甲州印傳の模様を作り出すのに使用されます。美濃和紙を柿渋で固めた型地紙で、引彫り・突彫り・錐彫り・道具彫りの四種の技法によって模様を彫り表します。
「伊勢型紙」の産地として古い歴史を持つ三重県鈴鹿市白子町に特別注文して、印傳専用の型紙を入手しています。
小紋は、江戸時代に諸大名が裃に自藩の定小紋を用いたことによって発達し、一般の町人の服地にも用いられるようになりました。地味な単色の地色に白抜きだけの小紋は、 遠目には無地に見え、近づくと細密な模様が浮かび上がります。このような趣向が、当 時の粋の美意識に迎えられたようです。時代が降ると模様の大小や色も多様となり、 現代では伝統的な単色の小紋を「江戸小紋」と呼んでいます。
印傳の小紋は、鹿革の補強として試みられた「ボチ」と呼ぶ単純な漆付けが初めといわれています。その後、鮫・霰・鱗その他の江戸小紋の流れをくむ模様が取り入れられて、その種類は数十種に及び、現在も製品に活かされています。
今回は印傳の代表的小紋をあげ、それぞれの模様作りに用いられる道具の種類・工程・ 拡大図などを展示しています。小紋という極小の模様の世界をしばしお楽しみ下さい。
*この展示は終了しております。