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企画展 第15回 印傳の財布ー形 今と昔ー

開催期間

2003年6月1日(日) ~ 8月31日(日)

企画展 第15回 印傳の財布ー形 今と昔ー

財布は、衣服の変化、携帯の方法、流行などにより種々の形式が生み出されました。また、金銭のほかに大切な書類や身の回りの小物などを入れる用途もありました。現代の財布は、札入用、蟇口などの小銭用、蟇口と札入の兼用に大別されます。それぞれ用途に応じた構造や口金などの付属品の工夫により、きわめてバラエティに富んだ製品が作られています。
もともと砂金・銅銭・切銀などを入れる袋物は古くから用いられていましたが、金銭を携行する風習が一般に普及したのは近世以降で、「財布」という言葉が使われるようになったのも江戸後期からです。
二ツ折・三ツ折の財布は、江戸時代に流行した懐中式の鼻紙袋から発達したといわれています。鼻紙のほかに金銭・薬・楊枝などを入れたので「三徳」とも呼ばれました。
鼻紙袋の変化したものとしては、大型の「どんぶり」、小型の「寸袋」があります。甲州印傳の三ツ折財布は「三ツ巻」と呼ばれ広く知られていました。
小銭入としては、帯を利用して腰に提げる巾着や早道が使用されました。懐中式の財布よりもすばやく金銭を取り出せるので重宝がられました。
明治時代になると、紙幣が発行されたことにより、二ツ折の札入が普及し、また口金式の蟇口も登場しました。このほか札入に小銭入のついたドル入、大量の札を入れる札束入などが次々に考案され、現代の多彩な財布の原型となりました。
*この展示は終了しております。