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開催期間
2004年5月30日(日) ~ 8月31日(火)
印傳の模様には、 直線・曲線・点からなる三角形・正方形・円などの幾何学的図形で構成されたものが伝えられています。
幾何模様は、古代ギリシャをはじめ世界各地で生み出され、共通性のあるものが多く見られます。
日本には、主に仏教美術とともに様々な幾何模様が大陸からもたらされ、 時代が降るにしたがって和様化されました。江戸時代には幾何模様の多くに、独特の名がつけられ、 吉祥や厄除けの意味をこめて用いられました。例えば、六角形の模様は亀の甲羅の形に似ているので「亀甲」と称され、 「亀は万年」の比喩のように 長寿延命を表す模様として喜ばれています。直線の構成による縞模様は第十四回に展示しましたが、今回は三角形・正方形・円などの基本図形をいくつも組み合わせたり、繋ぐことによって連続文として展開する模様を取り上げます。 また、三角形を積み重ねる鱗文、 横に並べる鋸歯文、上下逆向きに置く立鼓文の例に見られるように、連続方法を変えることによって多様な変化形が作られます。 幾何模様は、視覚を通して日本人の感性と心理に様々な連想を呼び起こすようです。
今回は、青海波・紗綾形・麻の葉 ・ 網代・桧垣など伝統的な幾何模様に加え、独自にアレンジを施したものや現代感覚を反映して創作された模様なども展示しています。 「漆付け」「更紗」「燻」の印傳独特の技法による幾何模様の魅力をご覧いただきます。
*この展示は終了しております。