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企画展 第21回 印傳の模様ー花の形さまざまー

開催期間

2005年3月13日(日) ~ 5月29日(日)

企画展 第21回 印傳の模様ー花の形さまざまー

花はいつの時代にも模様の題材として取り上げられています。花を愛で、花を飾ることは古今東西変わることのない人の心のやさしさの現れです。
花に対する好みは時代によって異なります。『万葉集』では萩についで渡来の梅が多く詠まれているのに対して、唐の都で愛好された牡丹は一首も詠まれていません。桜も多く詠まれていますが、花といえば桜といわれるのは平安時代以降のことです。
仏教では花・香・灯が供養の基本とされますが、この供花から発展して花を飾り鑑賞する立花が生まれました。立花の形式がやがて「生花」として完成されましたが、花も枝も 葉も「はな」として鑑賞の対象となるところに日本特有の美意識があります。「野にあるように」飾ることは茶の湯の精神であるとともに、日本人の「花」に対する感性の反映です。
印傳の植物模様には、花や枝や夢の一つ一つの形をほぼ忠実に表したものと、細部を省略して特徴だけを図案化したものがあり、各種の伝統模様が伝えられています。
また花に代表される植物模様は、図案化・単純化により紋章に応用されているものも多く、印傳の古典作品にもその作例が見られます。花の模様は時代を越えて愛好され、現代感覚を反映した創作植物模様も開発されています。
今回は、これまで展示した桜・菖蒲・菊・唐草の印傳古典作品以外を中心に、燻・漆付け・更紗などの技法により表現された「花」の模様をご覧いただきます。
*この展示は終了しております。