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企画展 第32回 印傳の模様ー紋章・屋号・名入れー

開催期間

2007年12月2日(日) ~ 2008年2月24日(日)

企画展 第32回 印傳の模様ー紋章・屋号・名入れー

今回は紋章を中心に屋号や名入れを取り上げ、標章的模様に注目して頂きます。
紋章は公家の牛車の区別や装束の模様から始まったとされ、武家社会では旗・幕・馬標等目印として多用され、家門や格式の象徴とされました。紋章には装飾・瑞祥・尚武・信仰等の内容も加味 され、その種類は天象・自然・植物・動物・器物・建造物・幾何文・文字といったあらゆる分野に及びます。その表現も写実的・図案化・組合せ・唐草・幾何文・表裏・陰陽等変化に富んでいます。
屋号は家名とも呼ばれ、商家・組・団体で使用され俳優も用いるようになりました。初代の名 前・出身地等を元にした様々な図案が工夫され、商家では主に宣伝を兼ねて繁栄の証とし、組・団 体では勢力の拡張や力の誇示として表わされました。
紋章や屋号が公的な標であるのに対し、名入れは個性の主張といえます。独自の品や特別注文を好む心は、今も昔も変わりはありませんし、文字の配置や構成には意匠としての特異性が見られます。
紋章は世界の標章の中でも構成が優れており、特筆に値する意匠といえます。屋号や名入れには庶民的自由な発想や、洒脱・奇抜な遊び心が反映されています。
印傳の紋章・屋号・名入れは、武具・袋物・服飾等に用いられ、実用的役目とともに、歴史・心象・ 色彩まで彷彿させ、日本人独特の感性が生み出した意匠といえます。
*この展示は終了しております。