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企画展 第37回 印傳の模様ーはな・花・華ー

開催期間

2009年3月7日(土) ~ 5月31日(日)

企画展 第37回 印傳の模様ーはな・花・華ー

模様には花が好んで取り上げられ、花の種類もその表現も多様です。
今回は印傳の花の模様を選び、その様々な表し方を鑑賞していただきます。
花が自然の姿で描かれた具象的表現は意外に少なく、小桜や菊が花の形で表された好例であり、古くから愛用されて来た模様です。花・葉・茎等の細部にはこだわらず、図案化された模様の典型が菖蒲です。剣菖蒲・水菖蒲その他変化に富み、『尚武』に通じるところから武具の模様に好んで用いられ、永く傳えられています。
六角形の雪輪をはじめ、紋章には輪郭を花型に仕立てた例が多く見られます。よく知られているように紋章には菊・桐・橘その他多くの花が用いられています。花唐草は異国の趣を色濃くとどめた模様であり、多色の更紗の作にはその特徴がより鮮やかに表されています。
印傳の傳統技法である燻や漆付けで表された花の模様には、あるいは可憐な風情や豪華な姿を、あるいは美麗な色や高貴な香りを秘めています。日本では四季折々の花が眼を楽しませ、自然との語らいの中で豊かな感性が育まれてきました。『花』はその盛りの姿や色にとどまらず散り行く風情さえいつくしむ対象でありました。花の模様はこのように『もののあはれ』を象徴する日本的模様といえましょう。
*この展示は終了しております。