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開催期間
2026年6月27日(土) ~ 9月13日(日)
たばこが伝来した時期は明らかではありませんが海外からもたらされた喫煙の習慣は次第に拡がり、江戸時代初期に書かれた『慶長日記』には南蛮から伝わったことなどが記されています。その後日本国内では多様な喫煙具が作られるようになりました。
長い煙管を手に持ち、細く刻んだたばこに火を付けて煙を吸う姿は浮世絵や風俗画にも多く描かれています。当初は富裕層の贅沢な嗜みとされていましたが徐々に町民にも広まり、たばこ盆を用いての室内の喫煙習慣から外出の際に携行できる莨入まで様々作られ、喫煙具は実用品から装飾性の高い品まで生まれました。
莨入は主に叺と呼ぶ刻みたばこを入れる袋部分と煙管を入れる煙管袋によって構成され、持ち運ぶ形式によっていくつかの形があります。男性用の莨入は主に革製が多く、鹿革では表面に漆を塗った「地割印傳」「松皮印伝」と呼ぶ無骨な雰囲気の革や武具の装飾革として多用された菖蒲革での作例が見られます。材質は革をはじめ布・木・竹・角等が用いられ、付属の金具や根付・緒締にも様々な技巧が凝らされるようになりました。
印傳屋では店先でたばこの販売を行った時期があり、時代の好みに合わせた莨入の製作も近年まで続けられました。
喫煙具・莨入の文化は粋や洒落を競う装身具として個人のこだわりが反映されています。袋物や金工など当時の職人達の細工にもご注目いただき、喫煙具の世界をお楽しみください。
*7/18~8/31小・中学生入館無料
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