- 2024年9月30日
- CATEGORY : MUSEUM VOICE
莨入れは主に叺(かます)と呼ばれる刻み莨を納める袋と煙管を入れる筒状の袋から成り、腰に提げる形式、携行の方法によって形状が異なります。
刻み莨(きざみたばこ)を入れる袋を叺(かます)といいます。
かぶせがあり、刻み莨が出ないように作られています。かぶせを留める鞐(こはぜ)は大半は爪形になったものが用いられていますが、彫刻された金具が裏座(うらざ)にあることもあります。
煙管袋は煙管を入れて携行(けいこう)する袋です。細長い筒状で6~7cm程の切り込みがあり、煙管の取り出しがし易くなっています。
かますのかぶせを開いた図