- 2017年6月7日
- CATEGORY : MUSEUM VOICE
燻の藁(わら)
印傳の燻(ふすべ)は、藁を竃(かまど)で焚き、その煙で鹿革を染めます。
藁は、山梨産の米の品種を地元農家から入手し、工場では1年分の約450束を保管しています。
長さは約1mで、他の品種に比べ長い為、燻(いぶ)すのに適しています。
1束を3つに分けて丸めます。丸めた藁18個を竃に入れて火をつけます。
1回の燻す時間は約30分。その作業を10回程度繰り返し、燻を完成させます。
「印傳の燻―煙が描く色と模様―」 6月11日までの開催となります。