燻の藁(わら)

燻の藁(わら)

印傳の燻(ふすべ)は、藁を竃(かまど)で焚き、その煙で鹿革を染めます。

藁は、山梨産の米の品種を地元農家から入手し、工場では1年分の約450束を保管しています。

長さは約1mで、他の品種に比べ長い為、燻(いぶ)すのに適しています。

1束を3つに分けて丸めます。丸めた藁18個を竃に入れて火をつけます。

1回の燻す時間は約30分。その作業を10回程度繰り返し、燻を完成させます。

「印傳の燻―煙が描く色と模様―」    6月11日までの開催となります。