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収蔵品ギャラリー

伊勢型紙

いせかたがみ

型紙 小桜模様

引彫り(縞彫り)彫刻刀と定規を使い、彫刻刀を手前に引きながら均等に縞柄を彫ります。1㎝の幅に最高で11本もの縞を彫ることもあります。

突彫り(つきぼり)刃先が1mm~2mmの彫刻刀で、垂直に突くようにして、前へ彫り進む技法です。彫り口が微妙に揺れるので、独特の温かい感じが出ます。

錐彫り (きりぼり)刃先が半円形の彫刻刀で、垂直に立て、回転させながら小さな穴を彫っていく技法です。江戸小紋などの小紋の彫りに多く使われます。

道具彫り (どうぐぼり)刃自体が花、扇、菱などの形に造られた彫刻刀を使って様々な模様を彫り抜きます。多様な形が表現できるこの技法は、「ゴットリ」とも呼ばれます。

印傳の型紙

印傳の型紙は「伊勢型紙」の産地として知られる三重県鈴鹿市白子町に印傳専用として縦53.0×横62.0の大型の型紙を特別注文しています。型地紙には繊維の多い美濃和紙を用い、三枚を柿渋で固めて天日で乾燥させ、室に入れて数日間燻します。次に裁断した型地紙に模様の下書きを描き、基本の図案を彫ります。その後、基本の図案を紙全体に墨で刷り込んでいきます。下書きを終えた型地紙はあて場と呼ぶ傾斜のある作業台に乗せて体を安定させながら彫り抜いていきます。手彫りの伊勢型紙は高度で繊細な技術を持った職人によって作られ、伝統産業として今に伝えられています。印傳では江戸時代頃から型紙を用いるようになったといわれています。型紙に漆や糊、顔料をおいて様々な色や模様を生み出しています。

  • 彫りの種類

    型紙の型彫りには、型の種類や表情により技法に違いがあり、それぞれ専門の彫り師が当たります。またその技法により使用される彫刻刀(小刀)も異なります。彫刻刀は、彫り師の命であり、彫り師自ら製作し、研ぎ出します。