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開催期間
2000年4月16日(日) ~ 7月16日(日)
鹿革に模様を付ける印傳技法の一つに「更紗」があります。色ごとに型紙を替えて多色の模様を表現した更紗は、漆付けや燻と並び、印傳の美を支える主要な技法です。
更紗は、近世初めから江戸時代にかけてインド・ジャワ・タイ・ペルシャ・中国・ヨーロッパなどからもたらされた木綿の模様染めの総称です。佐羅紗・皿紗・佐良左・華布・ 印華布等と記され、暹羅染・牟呂染とも呼ばれました。人物、鳥獣、花鳥など異国的 な模様と華やかな色彩により、当時の大名や富裕な町人の間で珍重されました。 また扇・巴・銀杏など日本人の嗜好に合わせた模様も使われました。
舶来の更紗に刺激されて、江戸時代後期には京都・堺・長崎・鍋島などで「和更紗」が作られました。初期の和更紗は渡来更紗の模倣でしたが、時代が下るにしたがって模様や色使いなどに日本の伝統的な手法が取り入れられ、帯・下着・布団表・風呂敷 などにも用いられました。 印傳の更紗は、鹿革を飾る独特の技法として古くから印傳屋に伝わっています。 単色と多色があり、多色の更紗は一色ごとに型紙を替えて色を重ねていきます。様々な模様 や鮮やかな色彩を表現する技法は、全て手作業によって時間をかけて丹念に製作され ています。また模様は伝統柄をはじめ創作柄も絶えず工夫され、その種類は非常に 豊富です。現在もこの伝統技法を守り伝え、新たな更紗模様の製作に努めています。
*この展示は終了しております。