お問い合わせ
開催期間
2002年12月1日(日) ~ 2003年2月23日(日)
甲州印傳を飾る伝統模様の大きな特色として、多彩な吉祥模様があげられます。
吉祥とは、「さいわい、めでたい」という意味で、わざわいを避け幸福を呼び寄せたいという願望を物に託し、形や図に示したものが吉祥模様です。吉祥を求めることは、いつの時代も変わらぬ人々の心情であり、「めでたいしるし」「よろこびごと」を表す吉祥模様は、古くから工芸・建築・衣服などに広く用いられてきました。 吉祥模様は、動物・植物・器物・故事・気象・文字などきわめて広範囲にわたっています。 由来を大別すると、龍・鳳凰・鶴・亀など中国からもたらされたもの、松・竹・梅など中国に起源があって、日本で吉祥的な意味付けが強調されて定着したもの、橘・扇・御所車など日本で独自に創案されたものなどがあります。
印傳には、これらの伝統的な吉祥模様が単独あるいは組合せで様々に活かされています。例えば、昔から「福財布」といって、新年に新しい財布を購入する風習があり、吉祥模様の印傳は特に喜ばれています。身近に使用する印傳だからこそ、厄難を避け、幸福・安全を招く模様で飾りたいという願いや好みが反映されているのでしょう。
今回は、印傳の古典作・現代作に施されている多様な吉祥模様と、近年考案された創作吉祥模様などをご覧いただきます。
*この展示は終了しております。