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開催期間
2004年12月26日(日) ~ 2005年3月6日(日)
甲州印傳には鳥・獣・虫・魚など動物をモチーフにした模様が各種用いられています。
動物に対する関心は民族や時代によって異なります。小動物に対する親近感、狩猟の対象、宗教的畏怖などを反映して、多様な動物模様が生み出され、古くから記念物・建築・衣服・工芸品などを飾ってきました。
日本では、弥生時代の埴輪や銅鐸などにも動物の意匠が見られ、仏教文化の伝来にとも ない大陸的な動物文も種々もたらされました。
平安時代になると模様も和風となり、四季折々の風情が詩歌にも詠まれたように、鶯・ほととぎす・鹿・雁など季節を象徴する動物文が好まれました。また、鶴・とんぼ・蝶・亀など身近な小動物を題材として紋章・幾何模様などにも応用され、日本独自の模様が発達しました。
鶴や亀を長寿のシンボルとするように、動物模様にも吉祥的な願いを込めたものが多く見られます。想像上の動物である龍・鳳凰・麒麟・獅子などは伝来の模様ですが、早くから受け入れられ吉祥文として多用されています。
また、「獅子に牡丹」「鯉に滝」「駒に菖蒲」などのように、動物との組み合わせで慣用される模様は、それぞれ独特の意味内容を表しています。印傳の財布には、富士山を背景に列をなして飛ぶ雁を描いた模様も見られます。
*この展示は終了しております。