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開催期間
2006年3月5日(日) ~ 6月4日(日)
五月五日は男児の健やかな成長を願ってお祝いする端午の節句で、「菖蒲の節句」ともいわれています。菖蒲の強い香りは邪気を打ち払うと言い伝えられ、端午の節句には家の軒先に差したり、束ねた葉を湯に浮かべた「菖蒲湯」に入る風習が今も残っています。
細く伸びた葉の様子は剣に例えられ、魔除けや開運をもたらすとされていました。また 菖蒲は「勝負」・「尚武」に音が通じることから武運を願う武将の兜の前立や、鎧・帯取などの模様に多用されてきました。
「革究図考」によると菖蒲模様も多種あり、「竪菖蒲韋」のような単に菖蒲を図案化した 「水菖蒲韋」・「鱗形菖蒲韋」のように抽象化した模様も見られ、展開する模様の面白さがうかがえます。また、菖蒲に花や動物をあしらった模様もあり、厳島神社の「浅葱綾威鎧脇境粧板」や仙台市博物館の「紺糸威五枚胴具足」が見られます。
菖蒲模様の多くは燻技法や藍染で表わされています。防染剤として模様の部分に糊を置き、革に色付けを施した後、糊を削り取る「かき落とし」という作業を行っています。藍染の技法は昭和前期まで行われ、燻技法は現在も受け継がれています。
今回は弓懸などの武具関係の他に合切袋・巾着などに表現された菖蒲模様の数々を展示致しております。 端午の節句を象徴する菖蒲を印傳の模様でお楽しみください。
*この展示は終了しております。