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企画展 第38回 印傳の型紙ー古典文と流行文ー

開催期間

2009年6月6日(土) ~ 10月12日(月)

企画展 第38回 印傳の型紙ー古典文と流行文ー

印傳の模様の多くは、型紙によって表されます。印傳専用の型紙は、三重県鈴鹿市白子町に特別注文した「伊勢型紙」を用います。型紙の模様は、丈夫な美濃和紙を柿渋で固めた型地紙に、引彫り・突彫り・錐彫り・道具彫りの四種を用いて、様々な模様を彫り表します。
現在、印傳の模様は二百点近く遣され、時代の流れや人々の好みを窺うことが出来ます。武具等に多用された小桜や菖蒲は、永い年月に亘って日本人に愛用されている伝統的な模様といえましょう。簡略化・組み合わせ・変形等や、製品の形や面積によって変化を見せて応用されています。 典雅で格調のある模様であり、古典文の代表といえます。これに対して、斬新さ・奇抜さの見られる模様は時代の好みを反映しており、流行文といえます。一定の期間もてはやされた模様は、趣向の変遷を物語っています。
今回は印傳の古典文と流行文とを型紙を通じてご覧いただきます。普段はあまり目にすることのない印傳の型紙は、職人の手仕事によって作られる極小の模様ばかりです。高度に熟練した技術と根気が型紙に刻まれ、燻・漆付け・更紗のそれぞれの技法によって、印傳の繊細な模様となって活かされています。日本人の得意とする精緻な技とその美しさをお楽しみ下さい。
*この展示は終了しております。